翔の会

翔の会Today

[リレーコラム] VOL.005

「誰もが地域で暮らせるために」
総合施設長 斎藤志津加(さいとうしづか)
一人ひとりの願いに応える支援を。
翔の会の基本理念「誰もが地域で暮らせるために」。この言葉が生まれたのは、法人がまだ法人格をとる前のことでした。 
翔の会が生まれたのは、平成4年(1992年)6月、今から20年前のことでした。その頃は本当に地域の社会資源は乏しく、支援の必要な人たちは家族が抱えて家の中で丸ごと見るしかない、あるいは遠く人里離れた施設か病院に入って生活するしかない。そんな時代でした。貧しい福祉事情でした。
〝茅ケ崎に寒川に住みたい〟そう願っても、家族が面倒をみることができなくなれば、千葉県ならまだまし、人によっては北海道の施設へと移った人もいました。茅ケ崎を離れる時、多くの人たちが「必ず茅ケ崎に戻して」そう言って手を振って行きました。手放す親御さんも「必ずまた茅ケ崎で暮らせるように」と私たちに懇願したものでした。そんな中で自然と口にするようになったのが「誰もが地域で暮らせるために」という言葉でした。だから翔の会は茅ケ崎と寒川にこだわって福祉をすすめてきました。
翔の会も20年を迎えました。1歩1歩ですが理念を形にして来ました。みんなで力を合わせて形にして来ました。1人1人の力は小さくても、力を合わせて大きな力にして、1人1人の生活を願いを支えてきました。茅ケ崎に住みながら仕事をしたい。寒川に住みながら週に3回はお風呂に入りたい。茅ケ崎に住みながら友達とお茶したい。そんな何々したいと言う願いに、常に耳を傾け支援できる、そんな法人で、支援者であり続けたいと願ってきました。その願い一つひとつに応えていくことが、その願いの実現を積み重ねていくことが「誰もが地域で暮らせる」社会を作っていくのだと思います。ささやかな願いにも確かな支えが求められています。笑顔を引き出せる支援を今日もしたいと思います。
世の中は迷走しています。見通しが利かない時代です。でも長い歴史の中で、どんな時でも、いつでも、福祉は必要とされてきました。私たちは、その一翼を担っていることを忘れないでいたいと思います。そして、翔の会は、誰かによって動かされているものではなく、職員、利用者、家族、ボランティア、理事、評議員、後援会員、市民、町民、ひとり一人の力の結集によって動き、今日そして明日の地域福祉を創っていると思います。誰もがかけがえのない存在です。職員みなさんのひとり一人の活躍を期待しています。


社会福祉法人翔の会

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