翔の会

翔の会Today

[リレーコラム] VOL.006

翔の会入職18年目になります。
湘南鬼瓦施設長 太田英次郎(おおたえいじろう)
現在、湘南鬼瓦の施設長をしています。
自分が入職した年、今から20年近く前になりますが、その頃は就職も今ほど厳しくなく、大学時代の自分も特に就きたい仕事が明確にある訳でもなく、アルバイトもせずに、なんとなくボランティア活動をしていました。
もちろんこのような事が仕事として存在するとは全く思ってもいませんでしたので、合間を縫って就職活動も行っていました。
そんな中、茅ヶ崎市社協のボラ担当の方と話していると、こうした事が仕事として存在する事を聞いて、その情報が神奈川県社協にあると聞かされ、そこで初めて、湘南鬼瓦の職員募集を見ました。申し込み期日はとっくに過ぎていましたが、問い合わせると「明日が試験だから、履歴書を持ってきて下さい」とすんなり試験は受けさせてくれました。
試験点数がどうだったかは、覚えていませんが面接官が河内理事長だった事を覚えています。その時の応答で、自分には無理だと思うと答えたのを覚えています。それは、試験の前に実習があったのですが、その実習中に食事介助をしていたのですが、今まで、そうした経験がなかったので、涎れや食べこぼしが酷く、そうした利用者の食事介助をしながら自分の食事が食べれなくて、だから自分には難しいと思い、そのままの感想を面接で話しました。
それも今では「どうか」と思いますが、当時は何も考えずに話していました。自分としては本当に無理だと思ったのだろうと思います。ところが結果は合格。その時の面接では、とりあえず3年やってみて、まだそう思うならその時に辞めればいいと言われ、これも今では「どうか」と思いますが、その時は何故か、気持ちが楽になったのを覚えています。よっぽど人が少なかったのかとも思いましたが、この年、翔の会を受験したのは100人を超えており、法人始まって以来の事だったそうです。
この時の事を何年かして、河内理事長に聞いた事があります。その時の答えは「正直だったから」でした。「汚いものは汚い。それは障害者だろうが、健常者だろうが同じ。汚いと思わないという人のほうが、おかしい。だから拭いてきれいにしてあげればいいだけ。でもそれは汚いと思うところから始まる。そこがなければ、きれいにしようとも思わない。そんな当たり前の感覚が、障害を持った人と接する時にも、当たり前に必要ですよ。」そんなような事だっと思います。
今回、ででっぽうを書くにあたり、これほどまでに増えた職員さん達に対して、自分が心に残っている言葉を書かせて頂きました。


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