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[リレーコラム] VOL.007

支援スタッフとして
水平線施設長 潮 聡司(うしお そうじ)
 平成24年4月から介護職員による医療的ケアが認められるようになりました。決められた研修を修了すれば、医療職ではなくても行えるようになったのです。現在実施できるのは、喀痰吸引(かくたんきゅういん:口や鼻からチューブで痰を取ること)と経管栄養(胃ろう等で栄養をとること)です。それまでも実施している現状はありましたが、明確に法律として位置づけられました。(すみません、制度の詳細は省略させていただきます。)
 水平線にもこの医療的ケアをして生活をしている利用者さんがいるので、スタッフには研修に参加してもらい、実施しています。水平線は、生活施設でありスタッフも交替で勤務しているので、多くのスタッフに資格を取ってもらっています。これがなかなか大変で、体の仕組みや医療に関する講義に加え、実地演習や筆記試験もあるので、それなりの学習が求められ、かなりの緊張感もあります。
 研修や実施で率直に思うのは、ドクターやナースってやっぱりすごいなっていうことです。普段はそれほど感じないのですが、「生命(いのち)」に関わっているんだと前より強く思うようになりました。入っている現場により多少の違いはあると思いますが、いのちを守ることが仕事であり、そのための判断が求められている仕事なんだと。
 医療と福祉は仲が悪いと言われてきました。ある意味当然なのかもしれません。福祉職(介護職)は、本人の思い・希望をどう実現していくかで支援し、そこを重視しているのに対し、医療は生命に対してアプローチをかけるので、捉え方が全く別になることもあるのですから。
 ですが、人を支えていくということは同じはずです。見ている視点が違うからこそ一緒に話し合っていくことで、より良い方向に向かうこともできるのではないでしょうか。
 国の福祉に関する制度のつくり方は「?」と思うところもありますが、医療的ケアであったり、在宅訪問のチームアプローチであったり、確実に医療・福祉・介護等はさらなる連携に向かっています。その連携を繋げていくことで、利用者さんひとりひとりの希望・充実・安心につながっていければと思います。
 メディカルスタッフのみなさん、これからも“お手柔らかに”よろしくお願いします。


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