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[リレーコラム] VOL.016

森の空気に癒されて
うーたん保育園   課長  瀬山 さと子 (せやま さとこ)

 ここ数年、長野県清里に年2~3回、保育士が集まる研修会に参加している。八ヶ岳の麓にある清里は周りに南アルプスの山々や富士山が見える。ちなみに私たちが普段見ている富士山とは反対側の姿である。草原にはジャージー牛が放牧され森の香に包まれている所で心が洗われる気持ちになり自分をリセットする機会でもある。

研修会では顔見知りも随分増え「久しぶり」と挨拶する人も増えたが全国から集まってくるので「初めまして」の出会いも毎回とても多い。

森を歩いたり保育士養成校の先生を囲んでみんなで保育について学び全国の仲間と語り合う。

日頃、職場の中で悶々と悩んでいた事もみんなのいろいろな話を聞いたり講師の方のさりげないアドバイスを聞いて自分の心が溶けていくのを感じる。

どこでも同じ事で悩んでいるのだな、と思う事もあるし自分の知らない世界の悩みもあり普段使わない部分の脳と心が動く感じがする。知らない所に気付く事がまた新鮮でもあり保育の世界の奥深さを感じられる。

 今回も収穫はたくさんあったのだが一番心に残ったのはバランスについての話。

バランスをとるというとある一定の場所に留まれると思われるが実は常にゆれ続けていてその中で自分にとってのバランスを見つけ認めていく事が大事、という内容だった。そして自分以外の人のバランスも呼吸を合わせて見守り共有する心地よさも体験してきた。「中間世界を取り戻そう」「失敗を大人が見せる事も大事」という点も心に響き目が覚めた。

 

 保育の世界に入って30年余が過ぎた。思いおこせばいつも同じ考えでいつも同じ対応をしている事などありえない。その園によってもその子によってもそのシチュエーションによっても自分の思いや対応は違っている。

自分の中にぶれない物はあるがそうはいってもその場によってそれさえも揺らぐ事はある。

適応というとちょっと軽い気がするが自分も子どもも周りの大人たちも決めつける事なくバランス感覚を大事にして常に心と身体をフル回転させながらその時最善の方法がとれるように大事な事を見極めていきたいと思う。

 

 森の空気に癒されて今回も全国からのたくさんの学びをお土産に明日から又楽しもう、と元気をもらって次回の清里に想いを馳せる。



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