翔の会

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[リレーコラム] VOL.023

「家(うち)が増えるといいなぁ」

特別養護老人ホーム ゆるり 主任  佐野 まゆみ (さの まゆみ

 翔の会に入ってから10年ちょっと水平線にいましたが、ゆるりがオープンする時にこちらに配属になりました。毎日勉強しているような感じですが、お年寄りの方々からパワーを頂いている毎日です。

 今私がいる“ゆるり”はユニット型の特別養護老人ホームです。1ユニット10人で10ユニットあり、100人のお年寄りが生活しています。今までの生活の継続を目指して支援しています。そのお年寄りがどのように生きて来られたのか、どのような食事を好んでいたのか、畳の生活だったのかベッドだったのか、毎日習慣にしていたことはどんなことか等々、いただいたお話をもとにして、専門職の皆さんと一緒に日々支援をしています。

 以前ゆるりで出た“ニコリホッと”にこんなことがありました。

 『利用者さんがご家族のところに帰省した時に、ゆるりに戻ることを“家(うち)に帰る”と言ってくれた。それが嬉しかった。』この方はご家族が来られると、とてもニコニコ嬉しそうにする方なのですが、ゆるりを今の生活の場所としてとらえてくれている事に、日々関わっている職員が良い支援ができているから居場所として感じているんだと思いました。それってすごいなあ…。認知症がある方だと「家」がどこを指すのか、人により違うようです。家族と生活していた家だったり、子供の頃に暮らした家だったりするようですが、日々生活しているゆるりが『家(うち)』になる。今までの生活の継続をしていくのは難しいと感じることも多くありますが、お年寄りに『家』と思ってもらえていることは日々の積み重ねだろうと思います。

 古い時期の老人ホームしか知らなかったので明るい印象をあまり持っていなかった私ですが、ゆるりに来て印象が変わりました。

 一人でも多くのお年寄りに『家(うち)』と感じてもらえるような施設でありたいと思います。



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