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[リレーコラム] VOL.047

『瞳をとじて』考えたこと

生活相談室 とれいん 主任

内藤 傑(ないとう すぐる)


 「あなたちょっと頭でっかちね」…約19年前、鬼瓦での最終面接で河内理事長から言われた言葉です。でもその当時妙に納得していたのを覚えています。全くその通りだったからです(物理的に頭が大きいからという事ではありません)。
  何の質問に対してだったか忘れてしまいましたが、「障害を持っている人も持っていない人も同じ人間である」というような事を答えた時です。確かに実感として言った事ではないです(当時まだ障害を持っている方と接した事がほとんどなかったので当たり前ですが)。
  約19年間仕事をしてきた実感として、確かに人としては「同じ」、でもやっぱり「違う」。少し雑な言い方をすれば当事者(ご本人・ご家族)ではないので「分からない」。当事者の方から「あなたに(障害を負った)私の気持ちが分かるのか?」と言われてしまえば返す言葉もありません。でもだからこそ、少しでも分かろうとするために目一杯想像力を働かせなくてはいけないと感じています。そしてより良く想像力を働かせるために、自分自身の引き出しも増やしていかなければいけない(全然できていませんが)。 
 正直今も仕事に対して全く自信はありません。日々迷っています。入職時大した志があった訳ではありませんでしたし(すみません…)、今も恥ずかしいくらい明確な目標がある訳でもない。でも迷える事、悩める事って実はとてもありがたい事なのかもしれないと思い、自信がない事に堂々と「自信をもって」仕事をしていきたいと思っています。そして少しでも「でっかちな頭」に見合う中身を伴わせていきたいと。

  ある歌手が次のように歌っています。「♪瞳をとじて君を描くよ。それだけでいい…」 自分の場合はそれだけでいいはずがなく、瞳をとじて描かれるものは食べ物(主にカレー、ラーメン等)の事ばかりですが、すこし食べ物は追いやって、目の前の利用者さんが何を想っているのか…目一杯想像力を働かせたいものです。 
 さて今日のお昼は何にしようかなあ。


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