—あなたの仕事の内容は？
就職を目指している障害者の方が、自分の力で仕事をできるようになるまでサポートする役割です。一人ひとりと関わりながら、仕事に就くための方法を考えたり、実習を行ったり、企業との調整をしたりしています。また、就職をされた後も長く続けていけるように、企業を訪問して、問題があれば改善策を一緒に考えます。大切なのは、ご本人が自信を持てるようになること。教えてあげるばかりではなく、「自分の力で仕事ができる」と感じていただけるよう、指示の仕方や接し方を工夫しています。
—仕事のやりがいってどんなところ？
就職した障害者の方が「がんばってるよ」とか、「仕事が楽しい」といった連絡をくれることがあります。お金を稼ぐという目的はもちろんあるのですが、ご本人が企業文化の中で社会の一員として働いていて、「楽しい」と感じられるのは本当にすごいこと。こういう言葉を聞くと本当にうれしいですし、私もがんばろう、と思えます。
—「翔の会」って、どんな職場？
とても風通しがいい職場です。何かあれば周りのスタッフが声をかけてくださいますし、上司もいつでも相談を聞いてくれる。これまでやってきて、ひとりで何かを考えなくてはならない状況になることは、ありませんでした。私はひとりでいくつかの事業所をまわしているので、時には煮詰まってしまうこともあります。でもそういうとき、気を配って見てくれている上司がいるというのは、本当に心強い。今は主任という立場になったので、今度は私が、周りに目を向けられるようになりたいと思っています。
—茅ヶ崎ってどんなところ？
私は山梨県出身で、「海の近くで過ごしたい」という一心で、翔の会に入りました。茅ヶ崎は、想像と違って、海だけじゃなく山もある場所でした。でも過ごしやすいですし、楽しい環境だな、と感じています。
—これからチャレンジしたいことは？
翔の会の理念に「誰もが地域で暮らせるために」という言葉があります。地域の中で働いて生活の基盤を持つことが、地域に根付くことにつながると思うので、地元企業とのつながりを強化して、地域で働ける人をどんどん送り出していきたいと思っています。
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